建設業と社会保険未加入の現状
ご訪問ありがとうございます
石川県七尾市の行政書士多賀と申します
今回は建設業と社会保険の未加入問題についてお話ししたいと思います
建設業界における社会保険への加入率は年々増加し
現在はほぼ8割9割以上の企業が加入しています
皆様の社会保険に関する意識の高さ数値として
表されたと言っても過言ではないかと思います
では、国土交通省発表の加入率を見てみましょう(平成28年10月調査)
雇用保険 | 健康保険 | 厚生年金 | |
平成23年10月 | 94% | 86% | 86% |
平成24年10月 | 95% | 89% | 89% |
平成25年10月 | 96% | 92% | 91% |
平成26年10月 | 96% | 94% | 94% |
平成27年10月 | 98% | 97% | 96% |
平成28年10月 | 98% | 97% | 97% |
このような加入率の増加傾向の背景には
皆様の意識の向上もさることながら、行政側の働きかけもありました
例えば、経営事項審査の減点幅拡大や、建設業許可・更新時の加入状況の確認、
社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの公開がそれにあたります
以上のことから、やはり社会保険の未加入に関しては
行政側も厳しく対応するということなのでしょうか
間違っても規制が緩和されることはないかと思います
※令和元年6月5日に成立した改正建設業法が施行された後は
(令和2年7月現在、未施行。令和2年10月1日に施行)
社会保険未加入は許可の基準を満たさないため、
新たな許可も更新も受けれませんのでご注意ください