【CCUS】作業員名簿パターン作成方法と解説

ご訪問ありがとうございます

石川県七尾市の行政書士多賀と申します

 

建設キャリアアップシステム(CCUS)にて作業員名簿を登録する方法は

作業員名簿(個別登録)と作業員名簿パターンを貼り付ける方法、

またはその両方を使用する方法がございます

前回は建設キャリアアップシステム(CCUS)での作業員名簿(個別登録)を

ご紹介しましたので、今回は作業員名簿パターン登録について記載します

 

作業員名簿パターンとは?

建設キャリアアップシステムにおける作業員名簿パターンとは

①現場に配属され作業を行う作業員をあらかじめリスト化(パターン化)をしておき、

②作業員名簿を作成する際に、そのリスト化した(パターン化)を貼り付ける方法です

(①の作業が作業員名簿パターンの作成と言います)

 

建設キャリアアップシステムに作業員名簿登録を行う際、

必ずしも作業員名簿パターンを作成しなければいけないわけではなく、

その作業員名簿パターンを利用することの利便性に応じてご利用していただく形となります

 

作業員名簿パターンの利便性について

建設キャリアアップシステムにおける作業員名簿パターンを利用する利便性は

作業員名簿(個別登録)と比べることで分かりやすくなるかと思います

下の図をご覧ください(左が個別登録で右がパターン登録)

 

建設キャリアアップシステムに登録された現場に作業員名簿を作成する場合、

作業員名簿(個別登録)と作業員名簿パターンを利用した場合の比較です

 

1名ずつ1名ずつ現場作業員を登録する個別登録に対して、

1度に作業員名簿を登録するパターン登録のほうが時間的に短縮されます

この「時間的短縮」が作業員名簿パターンの利便性だと思います

 

作業員名簿パターンの利便性が生じないケース

前述したとおり、便利な機能でもある作業員名簿パターンですが、

利便性が生じないのであれば、使用するメリットはありません

そこで、これは想像ですが利便性が生じないケースを挙げてみました

 

・現場で作業する作業員の数が少ない場合

例えば、現場で作業する技術者が少ないケース(1人親方さんや2,3名の小規模事業者さん)では

あえて作業員名簿パターンを作成する必要性は乏しいかと思います

作業員名簿作成時に技術者検索しても2、3名しか表示されないのであれば

個別登録でいいかなと思います

 

作業員名簿パターンの利便性が生じるケース

逆に作業員名簿パターンの利便性が生じるケースを挙げてみました

 

・そもそも建設キャリアアップシステムに登録された所属技能者が多い場合

このケースにおいて作業員個別登録行って、技能者を検索すると

事業者IDに関連付けられている所属技能者が当然、全て表示されます

大規模企業だと、その数は多数に上ると思います

その中から該当現場の技能者を探して個別登録を行うには、少々面倒かもしれません

この場合はパターン登録をお勧めします

 

・階層管理にて支店を登録している場合

このケースにおいて、支店を階層管理していた場合、技能者を検索すると

事業者IDに関連付けられている所属技能者が当然、全て表示されます

その中から支店所属の技能者を拾い上げるのも、少々面倒かもしれません

このケースにおいてもパターン登録をお勧めします

現場契約情報の階層データを読み込んで、その階層の技能者だけを検索することができるのかな?と想像してみましたけど、そもそも所属技能者は階層データを持っていないので無理だと思います

 

などなど、思い付きですがこんなケースにおいて作業員名簿パターンを利用するのが

良いかと思います

 

作業員名簿パターンを利用時の注意点

作業員名簿パターンを利用する際に注意していただきたい点がございます

立場や技能職種などの技能者情報の入力や入力されているデータの確認を行ってください

建設キャリアアップシステムの作業員名簿登録(個別登録)の説明のページでも記載しましたが、

それは作業員名簿登録(パターン登録)でも変わりません

 

レベル判定(能力評価)しなければ、別にスルーでいいんじゃないの?

帳票とかあまり出力しないし、いいんじゃないの?

と、思われるかもしません

たしかに今はその通りかもしれませんが、一応念のためお願いします

 

作業員名簿登録(パターン登録)の方法

以下が、作業員名簿登録(パターン登録)の方法となります

 

①建設キャリアアップシステムに管理者IDでログインします

②左メニューの「620_施工体制登録」から「21_作業員名簿パターン登録」を選択します

③作業員名簿パターン作成の画面になります

 作業員名簿パターンの作成枠の「作業員名簿パターンを新規登録」にチェックを入れます

④作業員名簿パターン名称を入力し、右側の「追加」ボタンをクリック

 (名称は必須項目です。わかりやすい名称が良いでしょう。作業員名簿パターンを貼り付ける際に、今回設定した名称だけが表示されます。名称から登録されている技能者がある程度想像できる名称を使用するのが望ましいでしょう)

 例:鉄筋技能者チームや土工技能者チームなど

 

 

⑤技能者選択画面が表示されるので、左下の「検索」をクリックし、所属技能者を検索します

⑥技能者検索結果一覧が表示されるので、該当の技能者にチェックを入れ選択します

⑦最後に「設定」ボタンを押し次に「保存」ボタンをクリックし

 ポップアップ画面にて「はい」をクリックして完了します

 

※施工体制パターン登録では最後は「確定ボタン」をクリックしないと

 施工体制パターン登録は完了しませんが、作業員名簿パターン登録では

 「保存」ボタンになります

 

以上で作業員名簿パターン登録が完了しますが、作業員名簿パターンが作成されただけです

作業員名簿パターンは実際の施工体制に今回作成した作業員名簿パターンを貼り付けることにより

ようやく作業員名簿登録まで完了します

  

こちらも併せてお読みください【CCUS】作業員名簿登録(個別登録)の解説

 

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