【CCUS】施工体制登録の事業者間合意の操作
ご訪問ありがとうございます
石川県七尾市の行政書士多賀と申します
先のページにて建設キャリアアップシステム(CCUS)に現場契約情報を登録した後は
その現場について施工体制登録をする必要がございます
今回は建設キャリアアップシステム(CCUS)の施工体制登録(個別登録&施工体制パターン登録)で
便利な機能「事業者間合意」の操作方法についてご説明いたします
目次
施工体制登録(個別登録)で面倒なこと
建設キャリアアップシステムにおける施工体制登録で面倒なことと言えば、
毎回、建設キャリアアップシステムに現場を登録しなければいけません
その現場を登録後は、さらに施工体制登録をしなければならず、
その都度、
施工体制登録を行うための元請事業者からの下請事業者への「要請」と
下請事業者の「承認」の2つの作業が必要になります
これを毎回、現場ごとに行う必要があるのですが、
毎回毎回「要請」と「承認」を行うのが面倒な場合は、
あらかじめ「要請」と「承認」を済ませておけば
その事業者とは毎現場ごとの「要請」と「承認」を得る必要がなくなります
この作業を「事業者間合意」といいます
※事業者間合意は上位から下位へ、
また下位から上位へ行えますが、当HPでは上位から下位での表現となります
施工体制登録で事業者間合意を行うメリット
①施工体制登録を行うための「要請」と「承認」の作業がなくなる
②上位事業者と下位事業者が事業者間合意を行った後の施工体制登録では
上位事業者が施工体制登録を行えば、ステータスが登録となる
※事業者間合意を行わない場合は、ステータスは「未承認」となります
(ステータスが未承認の場合は施工体制登録が完成していません)
③ステータスが登録となるため承認を待つことなく
建設キャリアアップシステムに登録された現場に作業員登録を行うことができる
などが挙げられます
事業者間合意は最初に「要請」と「承認」を行っておけば
今後その事業者との施工体制登録での「要請」と「承認」がなくなるだけです
これは施工体制パターン登録でも同様です
事業者間合意を行う方法(登録する側(元請))
①まずは、建設キャリアアップシステムに管理者IDでログインします
②左メニューの「620_施工体制登録」から「30_事業者間合意」をクリックします
③表示された画面にて登録したい下請事業者を検索します
検索方法は事業者IDや事業者名、建設業許可番号、法人番号で検索できます
④検索後は表示された事業者にチェック(ラジオボタン)を入れ
「要請」をクリックします
※既に事業者間合意依頼要請を行っている場合はエラーメッセージが表示されます
事業者間合意情報登録選択した事業者は既に要請がされています〇〇状態です
ここで登録する側(上位事業者)での作業は終了します
事業者間合意を行う方法(登録される側(下請))
①まずは建設キャリアアップシステムに管理者IDでログインします
②ログインすると通知欄に通知が届いているのでクリックし、
内容を確認します(確認後は閉じるボタンで閉じる)
③左メニューの「620_施工体制登録」から「40_承認要請リスト」をクリックします
④表示された承認要請内容一覧枠の右側の確認ボタンをクリックします
(このときステータスは「未承認」となっています)
⑤表示された事業者登録画面に間違いがなければ承認ボタンをクリックし承認します
誤っている場合は「否認」ボタンをクリックしてください
承認すると事業者間合意が成立します。承認する前に一度内容を確認してください
⑥「承認」ボタンをクリックすると事業者間合意が成立します
「620_施工体制登録」の「40_承認要請リスト」をクリックし
未承認以外も表示のラジオボタンにチェックを入れ承認内容一覧を
確認するとステータスが登録に変わっています
承認後は事業者間合意を要求してきた事業者に連絡を入れましょう
(施工体制登録をしていただくため)
以上で事業者間合意が成立しました
もし上記作業を行っても「事業者間合意ができない!」という現象が発生しましたら、
ステータスをご確認ください
・(要請側)「620_施工体制登録」から「30_事業者間合意」をクリックし合意リストタブから
ステータスを確認する
・(承認側)「620_施工体制登録」から「40_承認要請リスト」をクリックし検索をクリック後、
ステータスを確認する
事業者間合意操作が正しく行われていれば、上記作業で確認できるはずです
事業者間合意が終わったら
事業者間合意が無事終了したら上位事業者(元請)は建設キャリアアップシステムに
登録された(もしくはこれから登録する)現場契約情報に施工体制登録を行います
操作方法は【CCUS】施工体制登録の方法(個別登録編)を参照してください
事業者間合意が成立している事業者を施工体制登録を行う場合、
「要請」と「承認」の作業がなくなります
(ただし、事業者間合意を行った下位事業者を施工体制登録する場合には
「代理手続き合意済み事業者リスト」から選択する必要があります)
事業者間合意を行っておけば、施工体制登録を行う際、
事業者間合意を行った事業所と「要請」と「承認」の作業が省かれます
※事業者間合意が結べても施工体制パターン登録を行ったわけではないことに注意してください
上位事業者が施工体制登録を行ったのちは、作業員名簿登録を行います
こちらの記事もどうぞ 【CCUS】施工体制パターンの組み方と基礎知識
建設キャリアアップシステムで “苦手意識をお持ちの方”
建設キャリアアップシステムの “登録後の操作に迷いたくない方”必見!